平成8年9月に東京都葛飾区で上智大4年の小林順子さん=当時(21)=が自宅で殺害、放火された事件の発生から25年となるのを前に、警視庁亀有署捜査本部は27日、事件直前に現場近くにいた不審者の目撃情報が新たに寄せられたとして似顔絵を公開した。
男は事件当日の9月9日午後3時半ごろ、被害者宅の直近交差点に立っていたという。50~60代で身長150~160センチくらい。つり目で、やせ形。大きいサイズの黄色っぽい襟付きコートと、スエットのズボンを着用し、黒い傘を持っていたという。現場近くに住んでいた主婦が自転車で被害者宅を通過する際に目撃していた。
事件では、犯行時間帯の午後3時55分ごろにも、雨の中、傘もささず玄関前に立つ男の姿が目撃されている。この男の存在を聞いた主婦が昨年9月に捜査本部に情報提供した。捜査本部は、男の特徴が似ていることから、同一人物の可能性があるとみている。
事件は午後3時50分ごろから4時40分ごろに起きた。小林さん宅から出火、焼け跡から首を刺されて殺害された順子さんが見つかった。遺体にかけられた布団と玄関先にあったマッチ箱にA型の血液が付着。DNA型鑑定で同一人物の男のものと判明している。
警視庁は、これまで延べ約11万2千人の捜査員を投入。情報も1600件あまりが寄せられ、今年も23件の提供があったが、犯人の特定には至っていない。
情報提供は捜査本部(03・3607・9051)まで。
https://www.sankei.com/article/20210827-NRKCUJ34WBPXNBF52PQS6M5KLA/