小池知事、パラリンピックでの学校連携観戦「安心、安全な形で進める」 都教委で反対多くても(19日)共同
無観客開催となった東京パラリンピック大会の「学校連携観戦プログラム」を巡り、東京都教育委員会の委員の多くが「やるべきではない」などと意見したことについて、小池百合子知事は19日、「より安心、安全な形にできるような準備を進めてまいります」と述べ、実施する方針を変えなかった。都庁で報道陣の取材に答えた。
都教委の18日の会合では、委員が新型コロナウイルスの感染拡大の状況を踏まえて「テレビ観戦でも教育上の効果はある」「感染予防が心配だ」と相次ぎ指摘。観戦プログラムの実施を再考するよう促す発言もあった。これらに対し、小池氏は「そこ(18日の都教委)で『認める』うんぬんではないんですけれども、ご意見を参考にしながら」と言及して、都教委にプログラム実施の承認を求めたわけではないという認識を示した上で、感染対策を進める考えを語った。
東京パラリンピック大会の「学校連携観戦プログラム」を巡っては、都内の62区市町村のうち8自治体が児童生徒らを参加させる意向を示している。都教委事務局の都教育庁によると、8自治体で約13万人、都立学校は約250校のうち23校で約2000人が参加する意向という。
18日の都教委の会合では、出席した委員4人全員が慎重姿勢を示した。事務局側は「一律に機会を奪うのではなく、可能なら実施、支援をしていくのが、とるべき立場と考えている」として実施する方針を繰り返し説明し、委員の「了承」はとらずに、引き続き委員側の意見を聞くとした。欠席した委員1人は実施に賛同するメッセージを寄せていた。
都教育庁は移動は公共交通機関のほか貸し切りバスの利用を想定。観戦に当たり、感染防止のための体調管理の徹底やマスク着用、距離を空けた座席配置をはじめ、暑さ対策として冷却用タオル・飲料水の配布や、冷房付きテントの設置などを行うとしている。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/125415
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