警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(24、25日 単位・レベル)
今後の取り締まりに期待
【治安うんちく】
一般市民襲撃4事件で殺人などの罪に問われていた指定暴力団工藤会のトップの総裁(74)に死刑の判決が言い渡された。
4事件は平成10年の元漁協組合長射殺事件、24年の元福岡県警警部銃撃事件、25年の看護師襲撃事件、26年の歯科医襲撃事件。この判決は、まさに平成26年9月に始まった福岡県警の工藤会壊滅を目指した「頂上作戦」が功を奏したものだ。
任侠道が180度も方向転換して「非人間道」なる組織の総指揮者―中でも工藤会は厳格な統制があることから首謀者としてのトップの責任は重いと判断されたもので、全国の警察にとっても今後の暴力団取り締まりにも大きな武器となる。
警察庁によると、取り締まりの現状について19年には1都1道2府41県を勢力範囲とする全国レベルの6代目山口組は約2万人だったが令和2年には3800人。また当時1都1道18県の稲川会も約5000人から2000人に、1都1道1府17県の住吉会も6600人から2600人とそれぞれ大幅に減少している。今回のトップの責任に対する裁判の判断は、全国の取り締まり当局に与えた影響は大きい。
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警察庁によると令和3年7月現在の暴力団の刑法犯検挙件数は6548件で前年より286件の減。検挙人員も3661人で407人の減少だった。
検挙の最多は窃盗で3225件で、前年より51件増加した。ところが傷害は627件で172件も減少している。
問題の詐欺だが、やはり組織犯罪とでも言うか46件増で902件も検挙している。人員では140人増の2745人だった。
一方、特別法犯は441件減の検挙件数は3899件。減少したのは風営適正化法で35件減の38件の検挙。覚醒剤取締法にいたっては308件減の2520件だが、大麻取締法は48件増の662件だった。
首都・東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話を信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
すぐに契約しない
(き)っぱり、はっきり、断る
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