警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(10、11日 単位・レベル)
コロナ禍便乗詐欺を許すな
【治安うんちく】
新型コロナウイルスの影響で収入が減った世帯向けの「緊急小口資金」などを暴力団員であることを隠してだまし取ったとして、詐欺容疑で横浜市の指定暴力団稲川会系組員(32)ら暴力団員6人が山梨県警に逮捕されたが、コロナ禍を利用した詐欺事件が相次いでいる。
上半期のおもな事件だけでも
★「GoToトラベル」電子クーポン12万円分を詐取、容疑で男逮捕 ホテル偽名で予約(17日)共同
★持続化給付金を詐取容疑 4人逮捕、数億円被害か―滋賀県警(9日)時事
★ワクチン接種で現金要求 警察に計71件相談、被害も(27日)共同
★コロナ給付金3000万円不正受給か 詐欺疑い母子ら3人逮捕(26日)産経
★コロナワクチンめぐり詐欺? 「予約代行」と金銭要求―被害対策を強化・警視庁(22日)時事
7月に入っても
★居住偽り生活保護費詐取疑いの男逮捕 居住の男性が生活保護申請で発覚(28日)共同
★時短協力金を詐取容疑、銀座のクラブ経営者逮捕 警視庁(21日)産経
★経産キャリア2人再逮捕 新たに600万円詐取容疑―警視庁(19日)時事
★コロナ助成金4200万円を不正受給 神戸の業者、賃金台帳や出勤簿を偽造(14日)共同……
こんな事件があるものだから、特殊詐欺は減少しても知能犯全体の件数は増えている。
… … … … …
警察庁によると令和3年上半期の知能犯の認知件数は1万7111件で前年同期より797件の増加。このうち最も認知件数が多いのは詐欺で1万5570件で同968件の増加。特殊詐欺が前年より減少しているので、以外の詐欺がいかに多いかが分かる。
増加したのは他に汚職事件が14件増の35件。背任が12件増の33件と続く。ところが偽造事件は144件減の828件。中でも文書偽造は26件減の615件だった。
特殊詐欺は被害者自身も気を付けなければならないが、コロナ禍の便乗詐欺―徹底検挙しかないようだ。
首都 東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話を信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
すぐに契約しない
(き)っぱり、はっきり、断る
★電子マネーの額不審に特殊詐欺防ぐ 大村のコンビニ店員 県警が感謝状(8日)共同
★「孫の友人」に200万円 横浜市80代女性が詐欺被害(5日)産経
★株投資名目、80億円集金か 無登録営業容疑で7人逮捕―警視庁(5日)時事
★キャッシュカード詐取し現金下ろした疑い 男2人逮捕(4日)産経
★特殊詐欺被害128億円 上半期、9割近く高齢者(3日)産経
★なりすまし詐欺や空き巣に注意!南相馬署が防犯動画制作(1日)共同
★暗号資産の投資詐欺容疑、5人目の逮捕者(31日)朝日
★1人暮らしの90代女性、200万円だまし取られる(30日)産経
★横浜市南区で高齢女性を狙った特殊詐欺被害相次ぐ(30日)産経
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