警視庁管内体感治安レベル３

首都東京体感治安（６、７日　単位・レベル）
少年の検挙者数は減ってはいるが……
【治安うんちく】
　今年６月５日に、福島県郡山市の銃砲店に男が押し入り、店員に刃物を突きつけて銃などを奪おうとしたとして１５歳の少年が逮捕された。少年は「銃が欲しかった」「東京に行き、人を殺して大きな事件を起こしたかった」などと供述しているという。
　日本の将来に一抹の不安を感じていたら、なんと、２０２０オリンピックで、１３歳の少女が金メダルを獲得したというのだ。スケートボードの女子ストリートで世界１に輝いたもので、日本では最年少という。まだまだ日本は捨てたもんじゃないと思った。
　……　……　……　……
　警察庁によると令和３年上半期に刑法犯で検挙された少年は７０９４人。前年より１７８８人減少して上半期としては過去５年間で最も少ないが、それにしても６ヶ月で７０００人超えとは放置できない問題である。
　最も多かったのは窃盗犯で３５８５人。前年同期より１３０４人少ない。許せないのは「たかが万引き」でもないが、なんと１６６９人も検挙されており、窃盗犯の中で最多なのだ。
　次に多かったのは粗暴犯で１３４２人。なかでも傷害と暴行が１１２０人と８割を占めているのだ。
　福島県のような凶悪少年だが、１９０人と数字的には少ないが、これらはあってはならない重大犯罪。内訳は最多が強盗で１０２人。これに強制性交の６７人と続き、殺人は１２人もいるのだ。
　スケボーのような少女。これぞ、国の財産である。

【事件】6日午後8時半すぎ、東京・世田谷区の小田急線の成城学園前駅と祖師ヶ谷大蔵駅の間を走行中の車内で、刃物を振り回し乗客１０人が重軽傷を負う事件があった。男は線路内に飛び降りて逃走したが杉並区内で逮捕された。逮捕容疑は殺人未遂。３６歳の職業不詳の男で「電車なら大量に殺せると思った」と供述しているという。実に恐ろしい事件である。
　首都・東京体感治安は「レベル３（イエロー）」とする。

【悪質商法はうそつき】（警察庁標語）

（う）まい話を信用しない
（そ）うだんする
（つ）られて返事しない
すぐに契約しない
（き）っぱり、はっきり、断る

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