警視庁管内体感治安レベル２

首都東京体感治安（４、５日　単位・レベル）
殺人の検挙率は高い
【治安うんちく】
　１１年前の平成２２年、神戸市北区の路上で当時１６歳の高校２年の男子生徒が刃物で刺されて殺害された事件で、兵庫県警は当時１７歳のパート従業員の元少年（２８）を、殺人の疑いで逮捕した。未解決事件として警察庁の公的懸賞金の対象事件ともなっていた事件。おめでとう。殺人事件の検挙率９割を誇る刑事警察魂ですよ。
　……　……　……　……
　警察庁によると令和３年上半期の殺人の認知件数は４２０件で前年同期より３２件の減少。上半期としては過去５年間で最も少なかった。検挙率は９５．５㌫で前年より１ポイントダウンしたものの凶悪犯では最も高い。
　殺人事件の認知件数を昭和の時代からみると、激減していると言っても過言ではない。
　年間推移をみると記録のある昭和２１年が１７９１件で以降は年々増加して同２９年には３０８１件となり、これが昭和、平成、令和の３時代で最も多かった。
　以降は増減を繰り返して昭和５３年以降は１０００件台で推移。平成２７年に９３３件と１０００件台を割り、２８年には８９５件と３時代で最も少なかった。
　今年上半期のランキングは大阪が５５件、東京が４０件、愛知が３５件、埼玉が３２件、千葉が２９件と続く。なぜか兵庫が前年より１０件増えて２７件だった。
　検挙率のランキングは鳥取と三重が各２００㌫で全国１位。これに宮城の１７５㌫と続き、東京が１１０㌫など１００㌫超えが２９都府県もあった。
　低かったのは発生の無い山梨の０㌫、発生が１件の滋賀と香川の各０㌫、そして山形の５０㌫と続く。事件発生が増加していた兵庫県警。今回の解決が抑止力に繋がることに期待したい。
　首都東京体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。

【悪質商法はうそつき】（警察庁標語）

（う）まい話を信用しない
（そ）うだんする
（つ）られて返事しない
すぐに契約しない
（き）っぱり、はっきり、断る

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