横浜・鶴見区の京三製作所に放火の疑い、元警備員を再逮捕（１４日）共同

　横浜市鶴見区の信号システム大手「京三製作所」本社工場で１月に発生した火災で、県警捜査１課と鶴見署は１４日、建造物侵入と現住建造物等放火の疑いで、大和市下和田、無職の男（２２）を再逮捕した。県警によると、男は当時、同社が契約する警備会社に勤めており、この日は勤務日ではなかった。「供述は拒否します」などと話しているという。
　再逮捕容疑は、１月１４日午前０時４５分ごろ、同区平安町２丁目の鉄骨鉄筋造り５階建ての工場棟に侵入し、１階で段ボール箱に火を付け、約１０５０平方メートルを燃やした、としている。
県警によると、工場棟には当直の職員数人と、敷地内にも警備員数人がいたが、いずれも避難して無事だった。周辺の防犯カメラ映像などから男が浮上。工場棟から約５０メートル離れた倉庫棟からもほぼ同時刻に出火しており、県警は関連を調べる。
　男は、同社に保管されていたパソコンを窃取して売ったなどとして、盗品等処分あっせんなどの疑いで逮捕され、その後起訴されていた。
https://www.kanaloco.jp/news/social/case/article-574329.html