「いじめ五輪」ダメ、ゼッタイ。開会式楽曲担当だった小山田氏 「いじめ自慢」で辞任(20日)共同
東京五輪の開会式で楽曲制作を担うミュージシャン小山田圭吾氏の「いじめ自慢」問題。本人や掲載雑誌社が謝罪文を公表し、大会組織委も続投させる考えだったが、19日に辞任が公表された。武勇伝のごとく語られたいじめは、虐待や犯罪レベルだ。これまで謝罪しなかった小山田氏の意識も、起用した組織委の責任も看過できない。(中沢佳子)
◆海外でも関心「障害ある同級生を虐待」
小山田氏が1994年と95年に発行された2つの雑誌のインタビューで語った「いじめ」は、かなり陰惨だ。同級生を段ボール箱に閉じ込める。服を脱がせて裸にする。排せつ物を食べさせる…。被害者は障害があったといい、いじめやすい人を狙う悪質さも感じる。それを、悪びれず笑い話のように披露したのだ。
小山田氏の楽曲制作担当が公表された直後から、インターネット上には「ふさわしくない」などと批判があふれた。解任を求めるオンライン署名も始まり、賛同者から「私もいじめを受け、いまだに心に深い傷を負っている。血が逆流するほど憤りを覚える」「兄が知的障害者。障害者に虐待行為をした人物が参加するのは許せない」とコメントが寄せられている。
海外メディアも問題視。英紙デーリー・テレグラフは「障害のある同級生を虐待した日本の作曲家は、開会式に関わり続けている」と咎めた。小山田氏は「多くの方々を大変不快な気持ちにさせ、誠に申し訳ない」などと謝罪文を公表し、被害者に直接謝りたいともつづったが、続投を表明。この謝罪文に小山田氏のバンドのメンバー・ゴンドウトモヒコ氏は「偉いよ小山田くん」「寧ろ炎上なんか○○喰らえ」とツイートし、削除に追い込まれた。
◆「大会楽しめない」「人生奪った自覚を」
知的障害者の保護者らでつくる「全国手をつなぐ育成会連合会」は「今回のことで、大会を楽しめない気持ちになった障害のある人や家族が、多数いることを強く指摘しておく」と声明。開幕間近のため解任までは求めないが、小山田氏起用の経緯や留任について組織委に説明を求めた。
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/117821
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