【ニューヨーク=平田雄介】米国やカナダの西部で発生した山火事の煙が20~21日、米中西部や北東部に広がった。約4千キロ離れた東部ニューヨークも霧に覆われたような状態になり、遠くの建物などが見えづらくなった。各地の保健当局は健康被害を及ぼす恐れがあるとして、喘息など呼吸器系の持病を持つ人に室内に止まるよう呼びかけた。
米国やカナダの西部では6月下旬に記録的な熱波に見舞われ、その後数週間で高温と乾燥が原因とみられる山火事が続発。米国内の発生カ所は13州80カ所以上とされ、米西部カリフォルニア州で10万ヘクタール以上、北隣のオレゴン州で15万ヘクタール以上がそれぞれ焼失した。
山火事の熱で大気が不安定化して雷雨が起こり、大量の煙を発生させている。
煙はカナダ・トロントや米国の中西部ミネソタ州や東部ペンシルベニア州にも到達。大気汚染を引き起こす微小な「PM2・5」などの粒子状物質(PM)の濃度が高まっている。山火事が起きやすい状況は9月ごろまで続くという。
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