別の警察署員装い300万盗んだ疑いで逮捕の警察官 懲戒免職（１７日）NHK

都内の住宅に侵入し、現金300万円余りを盗んだとして6月に逮捕された35歳の警察官について、警視庁は16日に懲戒免職の処分としました。別の住宅でも同じような手口で現金などを盗んだ疑いがあるということで、近く、追送検する方針です。
警視庁荻窪警察署の交通課に所属する戸嶋亮太巡査長（35）は、6月に東京 福生市の70代の女性の自宅に侵入し、金庫などから現金300万円余りを盗んだとして逮捕されました。
福生警察署の署員を装って訪問し「ガラスが割れた音がしたと110番通報があったので確認させてほしい」と、うそを言って室内に侵入したうえで、被害を確認するふりをして現金を盗んだ疑いがあるということです。
調べに対し容疑を認め「遊興費や買い物で借金がかさみ、返済に困っていた」などと供述しているということです。
警視庁は16日、巡査長を懲戒免職の処分にするとともに、監督責任として荻窪警察署長を含む5人を「警視総監注意」などとしました。
また、巡査長は6月に、福生市内の別の住宅でも同じような手口で現金2万円とキャッシュカードなどを盗んだ疑いがあるということで、警視庁は近く、窃盗などの疑いで追送検する方針です。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210716/k10013143591000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_015