警視庁管内体感治安レベル２

首都東京体感治安（１１、１２日　単位・レベル）
通常逮捕はやはり最多
【治安うんちく】
　６日、埼玉県のJR北本駅で警察官が不審な男を発見、窃盗未遂容疑で逮捕した。男は大分県中津市に住んでいる２０歳の自称会社員。逮捕容疑は、氏名不詳者と共謀の上、鴻巣市の女性（80）方に警察官を名乗り、電話をかけてキャッシュカードを盗み取ろうとした疑い。
　かと思うと東京のＪＲ渋谷駅のホームで、階段で女性を盗撮した疑いがある男から警察官が事情を聞いていたところ、突然、線路に下りて走って逃げたうえに高架橋から下の道路に転落する〝事故〟があったが、男はけがをしたものの、命には別状がなかった。
　まさに明暗を分けた逮捕劇である。
　…　…　…　…　…
　警察庁によると令和３年５月現在の刑法犯検挙者数は６万９０５８人。このうち最も多かったのはやはり事件を捜査して逮捕令状による通常逮捕で１万２４７３人。これに現行犯逮捕の９３８６人、緊急逮捕の１０２３人と続くが、身柄を拘束しなかったのは４万６１７６人だった。
　通常逮捕のランキングは東京の２１９３人、これに大阪の９７０人、愛知の９２８人、埼玉の７７９人、神奈川の５４３人などと続く。
　現行犯逮捕は東京の１６２１人、愛知の９１６人、大阪の７２５人、兵庫の６９５人、埼玉の５８２人など。
　緊急逮捕は愛知の１８８人、静岡と大阪の各７２人、沖縄の４７人、埼玉と北海道の３９人と続く。
　身柄の不拘束は東京の４６９３人、大阪の３６２６人、神奈川の３３４８人、愛知の３０７９人、福岡の２７９８人などと続くが、この順番は１１０番通報の多い順番となっている。
　　首都東京体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。

【悪質商法はうそつき】（警察庁標語）
（う）まい話を信用しない
（そ）うだんする
（つ）られて返事しない
すぐに契約しない
（き）っぱり、はっきり、断る

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