池田小事件20年 文科省の安全指導者養成研修、「活用」9割超の実情(6日)産経
安全な学校づくりを進める指導者の育成を目指し、大教大付属池田小(大阪府池田市)の児童殺傷事件が起きた平成13年に文部科学省が始めた「学校安全指導者養成研修」。教育委員会の指導主事や教員らこれまでに4千人超が受講し、受講後のアンケートでは9割超が「1年以内に現場で活用した」と回答した。だが、具体的にどう活用されたかを取材すると、他の教員と意識を共有する難しさやマンパワーなど、さまざまな課題が浮かび上がってきた。
研修は独立行政法人教職員支援機構(茨城県)が毎年、全国から約160人の教職員らを集めて実施。昨年と今年は新型コロナウイルスの影響で3日間に短縮されたが、例年5日間にわたって研修が行われてきた。
実例に学ぶ
特徴は実践的なカリキュラムだ。専門家による学校の危機管理マニュアルの見直し方法や、子供の発達段階に応じた安全教育の実施方法、救命処置などを、実際に起きた学校事故の事例を踏まえて学ぶ。学んだ知識をそれぞれの現場に生かし、同僚らに指導、助言するまでが研修と位置づけられている。
「何か起きてからの対応では手遅れ。過去の事例を分析した危機管理マニュアルを準備した上で、日々の訓練を実施してほしい」
池田小事件で長女の酒井麻希さん=当時(7)=を失った母、智恵さん(60)は講師の一人として、教員らにこう訴え続けてきた。校舎への侵入を許すような「死角」がないか、地域との連携や、保護者・児童への情報伝達手段は確立されているか-。実体験に基づき示した教訓に耳を傾ける教員らの目は「真剣そのもの」で、手応えを感じたという。
https://www.sankei.com/article/20210605-QWG4ZKFZ2NMJBEQOA3RD4WARL4/
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