埼玉県警は15日、コンビニエンスストア大手のローソンと協力し、同社の新入社員らに対する特殊詐欺被害防止などの訓練をローソン与野下落合店(さいたま市中央区)で実施した。
犯行グループが、現金を振り込む場所としてコンビニのATM(現金自動預払機)を指定するケースが多いことを踏まえ、「水際対策」を図る狙いがある。
県警生活安全総務課の担当者は、新入社員らに対し、電話を掛けながらATMを操作する人や電子マネーを大量に購入しようとする客に注意するよう助言した。客にふんした警察官に声を掛ける訓練も行われた。新入社員の小池珠柚(みゆう)さん(18)は「声を掛けるべきケースに気づくことができるよう、目を配るようにしたい」と話した。
新入社員らは、強盗事件を想定した通報の仕方などの訓練にも臨んだ。

県警に「機動チーム」
埼玉県警は15日、「特殊詐欺被害防止機動チーム」を編成して街頭啓発活動や不審者追跡などを集中的に行う取り組みに着手した。生活安全部員が5、6人程度のチームを組んで活動する。15日は2チーム計10人がJR北浦和駅(さいたま市浦和区)周辺に出動し、金融機関を利用する高齢者らに注意を呼び掛けた。「受け子」が移動手段としてタクシーを使うケースが多いことを踏まえ、運転手に協力を求める活動も行った。初出動に先立って県警本部で開かれた発足式で、近藤勝彦生活安全部長は「地域社会の詐欺への〝抵抗力〟を高めることを期待する」と訓示した。(深津響)
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