覚醒剤の密売をめぐるトラブルで知人男性が金品を奪われ暴行されるのを止めず、共謀して死亡した男性の遺体を広島県内の山中に遺棄したなどとして、強盗致死幇助(ほうじょ)や死体遺棄などの罪に問われた解体工、韓(かん)光次郎被告(55)の裁判員裁判の判決公判が2日、大阪地裁で開かれ、大寄(おおより)淳裁判長は懲役8年(求刑懲役10年)を言い渡した。
事件では、密売人だったとされる安田こずえ被告(47)ら2人が強盗致死罪などで起訴されている。韓被告の弁護側は強盗致死罪について「幇助していない」と主張したが、判決理由で大寄裁判長は「被害者を呼び出すという重要な役割を果たした上、約5時間にわたり暴行現場に居続けた」などと指摘し、罪の成立を認めた。
判決によると、韓被告は昨年8月、覚醒剤密売の客の横取りをめぐるトラブルがあった男性を安田被告のもとに呼び出し、現金20万円などが入った財布を奪われて暴行死した男性の遺体を車で運び、広島県内の山中に遺棄するなどした。
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