潜在看護師がコロナワクチン集団接種で活躍 福井県内で100人超が現場復帰(18日)共同
新型コロナウイルスのワクチン接種が福井県内でも急ピッチで進む中、資格を持ちながら職を離れている「潜在看護師」が現場に復帰し活躍している。福井県看護協会などの呼び掛けに応じ、市町の集団接種会場や6月19日に開設される福井県の接種センターで百人以上が従事。県が目指す10月末の接種完了に不可欠な存在だが、打ち手の需要は増すばかりで、一層の掘り起こしが課題になっている。
県看護協会によると、県内では毎年700~800人程度の看護師が離職している。同協会は接種を担う医療機関の負担軽減に向け、今年1月から潜在看護師に復帰を呼び掛け。6月11日現在で145人が協力を申し出ており、既に60人が7市町の集団接種会場で一翼を担っている。鯖江市は独自に潜在看護師を28人確保し、23日から本格的に業務に当たる予定という。
接種会場での看護師の役割は、予診票の確認や接種後の健康観察など多岐にわたる。協会は離職中のブランクを埋めてもらうため、潜在看護師を対象に接種に関する研修を6月から毎週木曜日に行っている。6月17日は県の接種センターに携わる31人が参加し、接種方法や重いアレルギー反応のアナフィラキシーの対応などを学んだ。
育児と介護で離職して以来17年ぶりに復帰する福井市の女性(54)は「集団接種は、人の動線確保など接種以外にも人手がいる。少しでも力になれたらと思い手を挙げた」と話す。保健師として予防接種業務に14年間携わってきた経験があり、「不安や疑問がある人も多いと思うので、しっかり話を聞いて緊張をほぐしたい」と意気込んだ。
県や市町による接種に加え、21日以降は大学や企業の職場接種が始まる。接種対象者も高齢者から64歳以下の住民に広がる。県看護協会には既に県内企業から看護師派遣の問い合わせがあり、今後は夕方以降や土日に対応できる人材の確保が必要という。
同協会の江守直美会長は接種は精神的にも身体的にも負担がかかるとした上で、「今も何とか人が足りている状況。接種のスピードがさらに上がれば、手が回らない可能性もある」と指摘する。
同協会は、さらに50人程度の潜在看護師の確保を目指し、協力を呼び掛けている。問い合わせは同協会=電話0776(54)7103。
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1339671
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