児童虐待相談、最多2430件 熊本県内20年度、小学生以下が8割(30日)共同
熊本県は29日、2020年度に熊本市を含む県内3児童相談所(児相)が対応した児童虐待の相談件数(速報値)が2430件で、過去最多を更新したと発表した。前年度から402件増えた。県子ども家庭福祉課は「虐待への社会的関心の高まりが要因ではないか」とみている。
虐待の種別では、子どもの前で配偶者に暴力を振るう「面前DV」など心理的虐待が1217件(50・1%)で最多。次いで身体的虐待744件(30・6%)、ネグレクト(育児放棄)412件(17・0%)、性的虐待57件(2・3%)の順。
虐待を受けた子どもの年齢は7~12歳が827件(34・0%)、3~6歳が612件、0~2歳が488件。小学生以下が約8割を占めた。虐待者は実父が最も多く1202件(49・5%)。実母は974件だった。
相談経路別では、警察からが前年度比31%増の1210件で約半数を占めた。次いで市町村(保健センター)からで245件。教育機関からの相談は減少しており、同課は「新型コロナによる休校の影響とみられる」と分析している。
3児相の内訳は熊本市1360件、中央675件、八代395件。熊本市によると、5区役所に寄せられた相談件数も計384件あり、4年連続で増加した。(内海正樹、清島理紗)
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