警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(16、20日 単位・レベル)
検挙率のアップが続く
【治安うんちく】 さいたま市大宮区のネットカフェに女性を人質に立てこもっていた男が18日夜、逮捕された。32時間も立てこもっていたのは40歳の男。部屋に鍵をかけていたが同日夜に寝静まったのか応答が無くなったため、警察は鍵を壊して突入して監禁容疑で逮捕したもの。女性にけがはなかった。人質の安全を考慮して時間をかけたのだろうが、無傷での検挙に拍手を贈りたい。この検挙率、アップ傾向にある。
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警察庁によると令和3年5月現在の刑法犯検挙率は46.2㌫で前年同期より3.6ポイントのアップ。
平成の年間数字になるが、最も高かったのは元年の46.2㌫。今年は5月現在だが、その数字と同じだ。
その要因をみると刑法犯認知件数の67㌫を占める窃盗が42.4㌫と40㌫台にアップしていることが大きい。窃盗犯検挙率は平成時代は20㌫から30㌫台で推移していたが、令和2年は40.9㌫と初めて40㌫台になり、今年はまだ5月だがそれをさらに上回っている。
特殊詐欺で問題の知能犯だが、前年より0.3ポイントアップして51.3㌫だった。汚職のうちの賄賂の検挙率が110.5㌫と刑法犯罪種別で最も高かったが、残念ながら詐欺は前期より0.4ポイントダウンした48.1㌫にとどまってしまった。
大きな不安を与える凶悪犯はなんと前年より3.6ポイントアップして90.3㌫。最も高かったのは殺人の95.2㌫。前年を3.6ポイントアップしている。
最もアップ率が高かったのは強盗の8.0ポイントアップの90.8㌫だった。
検挙率のランキングは山形の85.9㌫、富山の77.2㌫、奈良の73.0㌫、石川の71.0㌫、秋田の70.0㌫と続く。
低かったのは大阪の28.8㌫、千葉の33.8㌫、埼玉の38.4㌫、愛知の40.2㌫、そして東京の41.2㌫などだった。
首都・東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話を信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
すぐに契約しない
(き)っぱり、はっきり、断る
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