警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(10、11日 単位・レベル)
やはり高齢者対策だ
【治安うんちく】
オレオレ詐欺が増加していると書いたが、被害者は高齢者に多く、振り込ませる形態の変化に付いて行けないのかも知れない。
… … … … …
警察庁によると令和3年4月現在のオレオレ詐欺891件の形態別認知件数のトップは、損失補填金名目で524件と圧倒的に多い。これに横領示談金名目の43件、借金等の返済名目の35件などと続く。
平成16年当時は、年間数字になるがトップは交通示談金名目で8832件もあった。これに、サラ金等返済金名目の3430件、交通機関での痴漢示談金やわいせつ行為示談金などその他名目の1504件などと続いていた。
これが令和2年からは、損失補填金等名目と横領事件等の示談金や借金等の返済名目などに変化しているのだ。
そして、さらに妊娠中絶費用や障害事件等示談金、名義貸しトラブル、訴訟関係費用、年金名目、外国通貨名目、宝くじ当選名目などキリがないのである。まさに劇場型犯罪そのものなのです。
今年4月現在の被害者を年齢別でみると、オレオレ詐欺は80~89歳の女性が最多で45.5㌫を占める。これに70~79歳の女性の29.2㌫などと続き、全体的に70歳代と80歳代の女性が81.8㌫を占めている。
なかでも預貯金詐欺は80歳代の女性が52.7㌫もあり、架空請求詐欺は男性が多く52.0㌫、これに70歳代の男性が13.1㌫、70~79歳の女性の11.8㌫と続いている。
還付金詐欺は女性が73.6㌫と男性の約2倍以上を占めている。しかも最多は65~69歳の女性が32.3㌫、70~79歳のやはり女性の31.3㌫と続いている。
融資保証金詐欺は男子の72.4㌫に対して女性は27.6㌫と男性が多い。年齢別では30~39歳の男性が最多で15.5㌫、次いで40~49歳の男性が13.8㌫、50~59歳の男性も13.8㌫と中年が多く年齢層には幅がある。
とにかく特殊詐欺の被害者は65歳以上の高齢者に集中しており、しかも女性が男性を上回っているのが特徴。
最近は新型コロナウイルス感染拡大に便乗した詐欺犯も多くなっており、家族や地域住民みんなで声を掛け合うなどの助け合いが必要だ。
首都・東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話を信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
すぐに契約しない
(き)っぱり、はっきり、断る
★婚活詐欺事件で男再逮捕 被害者がニュースをみて事件発覚(10日)TBS
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4288796.html
★マッチングアプリで会い現金詐取 男を逮捕、調べに黙秘(9日)朝日
★特殊詐欺被害を防いだ銀行員らに感謝状(9日)産経
★詐欺警戒情報 先週35件 7337万円被害 松戸 柏多発(8日)NHK
★詐欺多発〝挽回策〟奏功? 受け子疑いの男逮捕 埼玉(8日)産経
★詐欺被害注意、球場で呼び掛け 西武本拠地で埼玉県警(8日)産経
★女性になりすましマッチングアプリ男性恐喝のベトナム人逮捕(4日)TBS
★宅配不在通知装うメールにご用心! 県警、注意呼び掛け(3日)共同
★還付金詐欺容疑で消防士逮捕 市職員装い100万円―高知県警(2日)時事
★ニセ電話「受け子」兼「出し子」→逮捕されたのは17歳少年 銀行員になりすまし、81歳男性からカード3枚だまし取った疑い(2日)共同
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