女医殺害男、控訴取り下げ「撤回を」 弁護人に手紙（１３日）産経

山形県東根市の女性医師に対する殺人などの罪に問われ、１審山形地裁で懲役１８年の判決を受けた元山形大生、加藤紘貴被告（２５）が、２審仙台高裁での初公判の直後に自ら控訴を取り下げたことについて「撤回し控訴を維持したい。頭が混乱していた」とする手紙を弁護人に送っていたことが１３日、分かった。
　弁護人は「被告が判断力を欠いた精神状態で手続きをした」として、１４日にも控訴取り下げ無効を仙台高裁に申し立てる。被告は４月２７日の控訴審初公判で「控訴を取り下げたい」と述べ、拘置所で２８日に取り下げの書面を提出していた。
　１審判決によると、令和元年５月１９日早朝、医師矢口智恵美さん＝当時（５０）＝のマンションの部屋に無施錠の玄関から侵入し、鉢合わせした矢口さんの頭部などをゴルフクラブで殴り殺害した。
https://www.sankei.com/affairs/news/210513/afr2105130028-n1.html