夫婦殺害、２６歳男を逮捕 茨城民家襲撃―県警（７日）時事

茨城県境町の民家で２０１９年、住人の一家が襲われ、夫婦が殺害され子供２人が重軽傷を負った事件で、県警は７日、殺人容疑で埼玉県に住む無職の男（２６）を逮捕した。

〔写真特集〕未解決事件

　事件は１９年９月２３日午前０時４０分ごろ発生。民家に住む会社員小林光則さん＝当時（４８）＝の一家が就寝中に襲われ、小林さんと妻美和さん＝同（５０）＝が首や顔を切られるなどして殺害された。中学生だった長男は足や腕を切られ重傷、小学生だった次女は催涙スプレーを噴射され軽傷を負った。大学生だった長女にけがはなかった。
　重傷を負った長男らは「帽子にマスク姿の人に襲われた。１人だったと思う」と話していた。家には施錠されていない窓が複数あり、県警は外部から何者かが侵入して家族を襲ったとみて捜査。現場が千葉、埼玉両県境に近いことから、両県警とも情報共有などを続けてきた。
　茨城県警は今年２月、警察手帳の記章を偽造したとして、公記号偽造容疑で男を逮捕。捜査の結果、男が一家襲撃に関与していた疑いが浮上し、慎重に裏付けを進めていた。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021050700527&g=soc