ＡＬＳ事件の医師ら３人逮捕 １０年前、父親殺害容疑―京都府警（１３日）時事

難病の筋萎縮性側索硬化症（ＡＬＳ）患者への嘱託殺人罪などで起訴された医師２人が、うち１人の父親を殺害したとして、京都府警は１２日、殺人容疑で医師の大久保愉一（４３）＝仙台市＝、山本直樹（４３）＝住所不定＝両容疑者と、山本容疑者の母親淳子容疑者（７６）＝長野県軽井沢町＝を逮捕した。府警は３人の認否を明らかにしていない。

嘱託殺人、医師を追送検　診察せず診断書交付―京都府警

　逮捕容疑は、２０１１年３月５日、共謀して東京都内で山本容疑者の父親靖さん＝当時（７７）＝を殺害した疑い。
　府警によると、当時靖さんの遺体は司法解剖されなかったという。埋葬に必要な医師の死亡診断書は作成されており、府警は詳しい殺害方法や経緯などについて調べを進める。
　大久保、山本両容疑者は昨年８月、京都市中京区のＡＬＳ患者＝同（５１）＝の依頼を受け、薬物を投与して殺害した嘱託殺人罪で起訴された。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021051201551&g=soc