コロナ交付金で巨大なイカの像を設置「海外まで話題が波及するとは…」 多額の税金投入で注目(8日)共同
石川県能登町越坂の観光交流施設「イカの駅つくモール」に設置された巨大なイカのモニュメントに多額の税金が投じられたことについて、英BBC放送など海外メディアが続々と報道している。主な理由は、国の新型コロナウイルス感染症対策の地方創生臨時交付金2500万円が設置費用に充てられたためだ。町内でも賛否が割れる交付金の使い道は、海を越えて波紋を広げている。 (榊原大騎、加藤豊大)
「日本の海沿いにある町が新型コロナの交付金で巨大なイカの像を設置し、物議を醸している」。BBCはウェブサイトに掲載した4日付の記事で、こう切り出す。コロナ禍で能登町の観光客が減っていると記述。「交付金は直接のコロナ対策に充てる必要はない。だが、パンデミック(世界的大流行)が収束しない中、巨大イカに多額の費用が使われたことに批判の声がある」などと指摘した。
モニュメントは高さ4メートル、全長13メートル、幅は最大9メートル。4月に完成した。航空機やレーシングカーなどに使う繊維強化プラスチック(FRP)製で、制作費は計3000万円。内訳は交付金2500万円、町費500万円。全国有数の水揚げを誇る能登町の小木港特産のスルメイカをPRするのが狙いだ。
英紙ガーディアンは5日付電子版に映像を掲載した上で「ピンクと白の生き物が触腕と口を開いており、開口部でポーズを取って写真を撮ることができる」と描写した。米国のニューヨーク・タイムズや韓国メディアなども取り上げている。
人口1万6000人ほどの小さな町が世界の注目を集める事態に、地元では困惑の声が上がる。
「海外まで話題が波及するとは…率直に驚いた」と打ち明けるのは、町ふるさと振興課の担当者。6日にも複数の欧米メディアから取材を受けたと話し「(臨時交付金の使途として)批判があることは受け止めている。観光誘客などに最大限活用し、理解を求めたい」と強調した。
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/102912
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