突風「家にいたら命なかった」 建物損壊は97棟に(2日)朝日
静岡県中部で突風が発生してから一夜明けた2日、被害が大きかった牧之原市を中心に、建物97棟の損壊が確認された。気象庁は、突風は竜巻の可能性が高いと判断し、発表した。風速は約55メートルと推定され、竜巻の強さを示す「日本版改良藤田スケール」では、6段階で4番目に強いJEF2に該当するという。
県や牧之原市によると、同市内で損壊が確認された91棟のうち、倉庫や車庫など全壊が3棟、住宅35棟を含む一部損壊が63棟、調査中が25棟。このほか農業用ビニールハウスの損壊が12棟、倒れた電柱が16本、飛来物が落下した茶畑15・5ヘクタールなどで被害が確認された。また、割れたガラスなどで3人が軽傷を負った。隣接する菊川市でも、建物6棟が被害にあった。
川勝平太知事はこの日、被災地を視察し、「活用できる制度をフルに使って一日も早い復旧をめざしたい」とする考えを示した。
被害が大きかった牧之原市布引原地区では、住民らが後片付けに追われた。遠藤香苗さん(75)の住宅は、屋根が崩れた。当時は静岡県藤枝市の娘の家にいたが、帰宅すると、寝室は屋根につぶされ、室内には瓦や窓ガラスの破片が散らばっていたという。「もし家にいたら命がなかったかも。不幸中の幸いでした」
遠藤さん宅では知人の男女らが敷地内の片付けを手伝っていた。男性の一人は「JAに用事があって来たら、この家がひどいもんだったから」と、懸命にがれきを袋に詰めていた。(和田翔太、魚住あかり)
https://www.asahi.com/articles/ASP525WN1P52UTIL00M.html
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