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2021年5月 6日 (木)

きれいな字は犯罪防ぐ? 仙台の元警察官「筆跡診断」普及目指す(6日)共同

宮城県警の元警察官三浦恭宜(やすのぶ)さん(61)=仙台市青葉区=が筆跡から性格や心理、行動傾向などを分析する「筆跡診断」の普及に取り組んでいる。筆跡を通して自分を見つめ直すことが犯罪抑止や交通事故の防止につながると力説。「字を整える大切さを県民に伝えたい」と意気込む。
 三浦さんは、仙台市内の交番や警察署の鑑識部門などで34年間勤務した。筆跡に関心を持ったのは入庁直後から。犯罪者や非行少年、交通事故を起こした人に対応する中で、書く文字に共通点があることに気付いた。
 「粗暴犯の文字は殴り書きだったり、神経質で機械的な字だったりする。非行少年は漢字が使えず、書き順がめちゃくちゃ。文字と性格に相関関係があるのではないか」。2013年に職務の傍ら、筆跡診断を学び始めた。
 筆跡診断は文字の特徴から性格などを分析する。例えば「様」の字では「3画目の左払いが長い人は自己顕示欲が強い」「偏とつくりの間が狭い人は頑固」といった分析ができるという。
 三浦さんは「筆跡で自己分析すれば、自分が犯罪や事故を起こしやすいかどうかが分かる」と強調する。18年には民間資格「筆跡診断士」を取得。19年に定年を待たず県警を退職後、首都圏などで少人数のセミナーを開いて字を整えることの重要性を説いている。
 意識的に文字を変えれば、自分が望む性格に変われると三浦さんは考える。「きれいな字を書くようにすると、気持ちも穏やかになって罪を犯さないようになる」
 筆跡診断士は全国で約200人いて、宮城ではまだ数人と少ない。三浦さんは約3年間で既に300人以上診断した。現在は仙台市の私立高数校に筆跡診断講座の実施を打診したほか、県警や県交通安全協会と連携したセミナー開催も模索する。
 三浦さんは「教育現場や刑務所での更生活動など、さまざまな場面に筆跡診断が浸透し、日常的に自分を見つめ直せる成熟した社会を実現したい」と話す。
https://kahoku.news/articles/20210506khn000004.html

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