警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(7、8日 単位・レベル)
すり犯が激減
【治安うんちく】
新型コロナウイルス感染拡大で3度目の緊急事態宣言による不要不急の外出自粛。さらに鉄道各社が運行本数を減らすなどもあって街の人影が減少した。この現象に極端に影響を受けた犯罪がある。人影が消えたとにより、すり犯が激減しているのだ。
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警察庁によると令和3年3月現在のすりの認知件数は448件で前年より179件の減。平成29年の880件以降、3月としては最も少なかった。半減したと言っても過言ではない。
これに対して、検挙件数が急増した。3月現在の検挙件数は420件で前年より233件も増えたのである。
認知件数のランキングは北海道の279件、東京の53件、大阪の41件、福岡の13件、千葉の10件など。
全体的に減少しているのになんと北海道は前年より277件も増加。それも全てが札幌なのである。ちなみに東京は前年より206件、大阪が同116件も減少している。
これに対して検挙件数のランキングは北海道の288件、広島の29件、東京の18件、大阪の16件、神奈川と福岡の各11件と続く。
一方、検挙率も前年より64.0ポイントもアップして93.8㌫もあった。
検挙率のランキングは広島が966.7㌫、新潟の300㌫、宮城と静岡の各200㌫、神奈川の157,1㌫と続く。広島がなんと前年より866.7ポイントもアップした。
低かったのは東京の34.0㌫、大阪の39.0、愛知の42.9㌫と続き、発生があっても検挙が無かったのは茨城、香川、鹿児島と沖縄の4県だった。
すり犯捜査の刑事に同行取材したことがあったが、混雑する電車内でまさにすりの瞬間を見ての確保だけに困難だったことを思い出す。乗客が少なく見通しがよければ逮捕しやすくなるが、検挙率のアップはなんなのか…
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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