相次ぐ還付金詐欺、被害寸前の女性「まさか自分が」 当時の心境や手口語る(27日)共同
還付金詐欺の被害が福井県内で相次ぐ中、市職員をかたる男から「還付金がある」などとする予兆電話を受けた福井県内の女性(69)が、福井新聞の取材に応じた。女性は電話の指示に従い、金融機関の現金自動預払機(ATM)まで行ったが、振り込む寸前で詐欺の疑いに気が付いた。女性は「注意をしていたつもりだが、まさか自分に詐欺の電話がかかってくるなんて」と振り返り、怪しい電話には冷静に対処するよう呼び掛けた。
3月下旬の昼すぎ、市職員をかたる男から自宅の固定電話に「2月くらいに水色の封筒を送ったが返事がないので連絡した」と連絡があった。3万円ほどの還付金があると言われ、使っている金融機関名を聞かれた。女性は封筒に覚えはなかったが「市からよく封筒が届いていたので、自分の見落としだと思った」。
約20分後、「050」から始まる番号で金融機関職員を名乗る男が電話をかけてきた。最初の電話とは違う男の声だった。男から、ATMに行ってこの番号に連絡するよう指示された。ATMの所定の画面で「『499220』と数字を押すだけでいい」と伝えられたという。数字は振込金額(49万9220円)とみられるが、その時は全く気が付かなかった。
自宅近くの金融機関のATMに行き、先ほどの番号に電話をかけたが、なぜかつながらなかった。金融機関の窓口で質問したところ、職員に詐欺の疑いを指摘され寸前で被害は免れた。
女性は「今思えば、指示に従ってATMを操作するなんておかしい。これまでに市から電話があったこともなかった」と話す。同様の不審電話は県内で相次いでおり、女性は「不安に思うことがあれば、金融機関の窓口で問い合わせることも大切だと思う」と訴えた。
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1306391
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