中国 外国籍の船を領海から退去させる権限など認める法律成立(30日)NHK
中国で、海上の安全を監督する海事局に、外国籍の船を領海から退去させる権限などを認める法律が成立しました。ことし2月には、武装警察傘下の海警局に武器の使用を認める「海警法」が施行されていて、沖縄県の尖閣諸島周辺における中国のさらなる活動強化につながるおそれもあります。
中国の北京で開かれていた全人代=全国人民代表大会の常務委員会で、29日、海上の安全を監督する海事局の権限などを定めた「海上交通安全法」の改正案が可決、成立しました。
この中で海事局について、中国の領海で外国籍の船舶が安全を脅かす可能性がある場合、退去させることができるとしているほか、海上交通の安全や行政規則に違反した船舶を追跡する権限を認めるなどとしています。
また、国連海洋法条約で、各国の船舶は沿岸国の安全を害さなければ領海を通過できる「無害通航権」が認められていますが、今回改正された法律では、中国当局が「無害通航」に該当しないと判断した場合、外国籍の船舶の領海内の通過を止めることができるとしています。
中国ではことし2月、軍の指揮下にある武装警察傘下の海警局に、武器の使用を認める「海警法」が施行されました。
今回の法律改正が、沖縄県の尖閣諸島周辺や南シナ海における中国の活動強化につながるおそれもあり、日本をはじめとする周辺国との緊張のさらなる高まりも懸念されます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210430/k10013005541000.html
« 台所から微量の覚せい剤 食べ物などに混入か―資産家殺害・和歌山県警(30日)時事 | トップページ | 男性羽交い締め 現金奪おうとしたとして男4人逮捕、余罪数件か(30日)TBS »
「国防関係 国際紛争 自衛隊」カテゴリの記事
- 【詳しく】ロシア侵攻4か月 広がる犠牲、今の戦況は?(24日)NHK(2022.06.24)
- 中国機、連日の太平洋往復 情報収集機、沖縄―宮古島間通過(24日)共同(2022.06.24)
- 米無人機計画 反対決議求める陳情を不採択 鹿屋市議会常任委員会(24日)共同(2022.06.24)
- 中国船2隻の領海連続侵入64時間、最長更新 尖閣周辺(24日)産経(2022.06.24)
- 航空自衛隊とフィリピン空軍 災害救助など想定し共同訓練(24日)NHK(2022.06.24)
« 台所から微量の覚せい剤 食べ物などに混入か―資産家殺害・和歌山県警(30日)時事 | トップページ | 男性羽交い締め 現金奪おうとしたとして男4人逮捕、余罪数件か(30日)TBS »
コメント