警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(13、14日 単位・レベル)
コロナ禍もここまで
【治安うんちく】
犯罪組織を潰す手段で大事なのは資金源の遮断。全国の警察が展開している暴力団取締。勿論、国民の協力が必要だが、東京都内で暴力団の要求する「みかじめ料」の支払いをやめる飲食店などが増加しているという。少なくても20店が確認されているが、主な理由は新型コロナウイルス感染拡大の影響による売り上げ減少だという。と言うことは、全国ではまだまだみかじめ料が暴力団の資金源になつていることが予想される。
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その暴力団の勢力はどうなっているのだろう。警察庁によると令和2年の準構成員を含めた暴力団構成員は2万5900人。うち構成員は1万3300人だった。
平成3年からの推移をみると、同年が9万1000人。その後、増減を繰り返して16年には8万7000人。以後は年々減少して令和元年には始めて3万人を割っている。
主要5団体をみると最多は六代目山口組で8200人。これに神戸山口組の2500人、令和2年に任侠山口組の組名を変えた絆会の490人、住吉会の4200人、稲川会の3300人と続いている。
このうち、2年に全国の警察に検挙された構成員は刑法犯で7533人。傷害が最も多く1629人、次いで詐欺の1249人、窃盗の1157人など。
一方、特別法犯は5656人。このうち3510人は覚醒剤取締法犯だった。
みかじめ料を含め、組織の収入源は多い。違法薬物の売買から窃盗事犯、詐欺事犯や中にはダフ屋行為、賭博行為、密漁など挙げればきりがない。
問題は組員の上納金。ひとり1万円としてみても、6代目山口組にすれば8億円以上の収入になるのだ。資金源遮断は難しいものだ。
首都・東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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