護送者窒息死、警官ら書類送検 業務上過失致死容疑―石川県警（19日）時事

金沢市で２０２０年１月、護送中だった男性が舌をかむのを防ぐため手袋などを口に入れ、窒息死させたとして、石川県警は１９日、業務上過失致死容疑で男性警部補ら２０～５０代の警察官６人を金沢地検に書類送検した。
　送検容疑は、県警金沢西署に護送中、舌をかんで自殺しようとした４０代男性の口に手袋を入れ、窒息死させた疑い。
　県警によると、６人は昨年１月１３日、自殺をほのめかしていた男性を保護するため同署に護送していた。手袋を口に入れた後、男性は静かになったが、そのままの状態で護送を続けたという。男性は意識を失った状態で救急搬送され、同２７日に窒息を原因とする多臓器不全のため死亡した。
　吉村修・県警生活安全企画課次席の話　今回の事案を重く受け止め、再発防止に努める。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021031901248&g=soc