男女格差の解消、進まず 国際調査、日本は120位に沈む(1日)時事
【ロンドン時事】世界経済フォーラム(WEF)が31日発表した2021年の男女平等度を示す「ジェンダーギャップ指数」で、日本は156カ国中120位となり、先進国で最下位に沈んだ。課題は男女格差の大きさだけにとどまらない。この調査が始まった06年からの15年間で、格差解消に向けた日本の歩みは他国と比べても遅れている。
21年の調査によると、日本のジェンダーギャップ指数(0が最低、1が最高)は0.656。首位アイスランドの0.892との差は大きいが、それ以上に目立つのは改善の遅さだ。アイスランドが前回調査から0.016ポイント改善したのに対し、日本は0.003ポイントにとどまった。
15年前の調査との比較では、アイスランドの改善幅が0.111ポイントなのに対し、日本は0.011ポイント。この間、日本は韓国などに抜かれ、大半の先進国から取り残された。
特に政治分野での停滞は顕著で、15年前から指数が悪化。国会議員に占める女性の比率は9.9%で世界140位、閣僚の女性比率は10%で126位となった。
男女共同参画社会の実現を「21世紀のわが国社会を決定する最重要課題」と位置付けた男女共同参画社会基本法が施行されたのは1999年。加藤勝信官房長官は31日の記者会見で「各国がジェンダー平等に向けた努力を加速している中、相対的にわが国の取り組みが遅れている」と認めたが、政府の取り組みが機能していないことが改めて鮮明になった。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021033101192&g=soc
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