「もう10年」「あっという間」 ともしびで犠牲者悼む―東北3県(11日)時事
東日本大震災の発生から10年を迎えるのを前に、岩手、宮城、福島各県の被災地では10日、灯籠やキャンドルなどに明かりをともして犠牲者を追悼する行事が開かれた。
「いつも心に雄勝の海」 兄姉、生家奪われても―被災者に笑い届け・宮城の男性
岩手県釜石市大只越町の仙寿院の境内では、同市の死者、行方不明者と同じ数の1146個の竹灯籠で「忘れない」の文字をかたどった。手を合わせた市内の女性(69)は「亡くなった人の顔が今でも浮かぶ。二度とあんなことが起こってほしくない」と語った。芝崎恵應住職(64)は「10年たっても心は変わらない。みんなが笑顔になって初めて復興だ」と訴えた。
震災で出たがれきを使い「避難の丘」を整備した宮城県岩沼市の「千年希望の丘・相野釜公園」では、市民らが388個の灯籠「希望の灯火(あかり)」に点火。妻と訪れた同市の宍戸繁さん(71)は「津波に家も知り合いも流された」と回想。「10年はあっという間だった。追悼の思いはいつまでも変わらない」と話した。
福島県双葉町では、昨年9月に開館した東日本大震災・災害伝承館でキャンドルナイトが開かれた。「3.11を忘れない」「地域みんなで復興を」などのメッセージが書かれたキャンドル約3000本を福島県の形に並べ、中央には「キオク ツナグ ミライ」の文字。同県いわき市の猪狩浩子さん(48)は「もう10年たったのかと実感した。早く復興が進んでほしい」と望んだ。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021031001158&g=soc
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