拉致被害者家族が米国務長官に書簡「1日も早い帰国に協力を」(15日)NHK
北朝鮮による拉致被害者の家族が、日本に駐在するアメリカのヤング臨時代理大使と面会し、15日から日本を訪れるブリンケン国務長官に宛てた書簡を手渡すとともに、すべての拉致被害者の1日も早い帰国に向けて協力を求めました。 横田めぐみさんの母親の早紀江さんと弟の拓也さんは15日、都内にあるアメリカ大使公邸を訪れ、ヤング臨時代理大使と面会しました。
早紀江さんたちは、すべての拉致被害者の1日も早い帰国に向けて協力を求めたうえで、ブリンケン国務長官に宛てた書簡を手渡したということです。
バイデン政権の発足後、アメリカ政府の高官に対し、日本の拉致被害者の家族が書簡を出すのはこれが初めてです。
書簡では、被害者の家族会として条件をつけずに日朝首脳会談を行い、拉致問題の解決を迫る日本政府の姿勢を支持するとしたうえで、バイデン政権に対し、日本政府との緊密な連携を維持しすべての拉致被害者の即時一括帰国を実現するまでは安易に制裁を緩めないよう求めています。
これに対し、ヤング臨時代理大使は、書簡をブリンケン国務長官に届けること、そして、アメリカとして引き続き拉致問題の解決に向けて協力することを約束したということです。
面会のあと、横田早紀江さんは「43年間連れ去られたままの子どもたちにもう一度、日本の土を踏ませたいという思いを、アメリカの協力を得ながら実現したいと伝えました」と話していました。
加藤官房長官は、午後の記者会見で「来月前半で調整している日米首脳会談の機会を含め、アメリカをはじめとする関係国と引き続き緊密に連携し、1日も早いすべての拉致被害者の帰国を実現すべく、あらゆるチャンスを逃すことなく、政府として全力で取り組んでいく」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210315/k10012916611000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_005
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