介護中の母親殴った容疑 52歳娘「疲れた」、母は死亡（３日）朝日

　自宅で介護中だった母親を殴ったとして、警視庁は、東京都葛飾区東堀切2丁目、無職稲葉めぐみ容疑者（52）を傷害容疑で逮捕し、3日発表した。調べに対し、稲葉容疑者は容疑を認め、「母の世話に疲れ感情的になってしまった」と供述しているという。母親はその後死亡した。
　亀有署によると、稲葉容疑者は1月下旬、自宅の一室で母親のテルさん（83）の顔面を殴るなどしてけがを負わせた疑いがある。今月2日午後になり、テルさんが布団のなかで冷たくなっているのを見つけた稲葉容疑者が119番通報して発覚した。
　稲葉容疑者は約10年前に父親の介護のために歯科助手の仕事を辞め、両親と同居していたという。父親は5年前に死亡し、テルさんは認知症を発症していたとみられ、同容疑者が介護をしながら2人暮らしをしていたという。
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