組事務所を代理訴訟で差し止め(6日)NHK
指定暴力団・道仁会が組事務所として使ってきた久留米市のマンションの1室について、裁判所が使用の差し止めを命じました。
暴力追放運動推進センターが住民に代わって使用の差し止めを求めた裁判では初めての判決で、センターは「暴力団追放に向けて大きな一歩だ」としています。
指定暴力団・道仁会系が組事務所として使ってきた、久留米市のマンションの1室は、おととし、使用の差し止めを求める仮処分の決定が出されましたが、道仁会側が退去しなかったため、「福岡県暴力追放運動推進センター」が住民に代わり使用の差し止めを求める訴えを起こしました。
訴えによりますと、抗争により、住民たちの平穏な生活が侵害されるなどとしていて、これに対し道仁会側は訴えを退けるよう求め、和解が成立しませんでした。
5日の判決で、福岡地方裁判所久留米支部の岡田健裁判長は「道仁会は今後も対立抗争を起こす可能性が高く、住民の生命・身体に対する危機は切迫している。平穏な生活を営む権利が限度を超えて今も侵害され、今後も侵害される確率が高い」として、使用の差し止めを命じました。
今後、マンションでは定例会などの開催や暴力団員の立ち入りや常駐などが禁止されることとなります。
「全国暴力追放運動推進センター」によりますと、住民の代わりに訴えを起こす「代理訴訟」は全国で16件起こされていて、判決が出るのは初めてだということです。
判決のあと、福岡県暴力追放運動推進センターは「暴力団追放に向けて大きな一歩だ。完全撤去に向けて必要な支援を行っていきたい。県内にはまだ多くの暴力団事務所があるので他の地区でも代理訴訟を利用してほしい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20210205/5010010829.html
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