警官自殺「パワハラと過労」 遺族が公務災害申請 長崎県警(4日)西日本
長崎県警佐世保署の男性警部補=当時(41)=が複数の上司からパワーハラスメントを受けていたことを示唆する遺書を書いて自殺した問題で、遺族が3日、地方公務員災害補償基金長崎県支部宛てに公務災害認定を請求した。
請求書によると、警部補は2020年3月、佐世保署交通課に異動して交通捜査係長として勤務。異動後から上司の課長から同僚らの前で「能力がない」「できないなら係長を辞めろ」などと叱責(しっせき)された。細かな不備がある書類の決裁をもらえず、課長と署長から休暇よりも処理の優先を指示された。このため時間外労働は月200時間前後に上り、休日も出勤した。同年10月、佐世保市の自宅で自殺した。
遺族とともに記者会見した代理人の弁護士は、県警から提供を受けた警部補のパソコンの起動時間を公表。異動後は月160~220時間で、自殺直前の9月は249時間だったと説明した。警部補の妻(49)は、無料通信アプリLINE(ライン)のやりとりで「過労死しそう」などの書き込みがあったことを明らかにした。その上で「主人の死が仕事によるものと認めてほしい」と訴えた。
県警は「調査依頼などがあれば、誠実に対応したい」とコメントした。 (坪井映里香、松永圭造ウィリアム)
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