「カゴパク」にスーパー悩む、レジ袋代わり 有料化で多発 (18日)日経
スーパーに備え付けの買い物カゴを持ち去る「カゴパク」が多発している。半年前のレジ袋有料化後に目立ち始め、巣ごもり生活の広がりに伴う来客増で店側の監視も行き届きにくくなった。商品の万引きでないため罪の意識は低く、「お客様」の行為ゆえ泣き寝入りする店が多いが、窃盗罪が強く疑われる行為だけに警察も摘発を続ける。
「毎月10個以上の買い物カゴがなくなる」。岐阜市の食品スーパー「三心 さぎ山店」の土田潤店長がため息をつく。以前も店に備え付けのカゴを客が持ち去ることはあったが、2020年7月に始まったレジ袋の有料化導入以降に増えたという。被害の増加を見越して、売り場では取っ手の付いたカゴを貸し出し、精算後の商品をレジで取っ手のないカゴに移し替える仕組みを整えた。警告の紙も張ったものの盗難は食い止めきれていない。
レジ袋有料化後に200個以上を盗まれたのは埼玉県吉川市のスーパー「マルサン吉川店」。持ち去ろうとする瞬間を見つけて引き留めた際、客は「私は毎日来ている客だ」「すぐ返すからいいだろう」と開き直った。斎藤元宏店長は「昨年9月にカゴを買い足した。1個当たり約300円。無料ではないと分かってほしい」と訴える。

小売業界で「カゴパク」と呼ばれる買い物カゴの持ち去りは窃盗罪に当たる疑いが極めて強い。罪に問われれば、10年以下の懲役または50万円以下の罰金を科されるが、東京・練馬の食品スーパー「アキダイ関町本店」は警察に被害届を出したことがない。秋葉弘道社長は「万引きと違い客に罪悪感がない。持ち帰る客の中に常連客もおり、大ごとにはしたくない」と話す。
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