警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(27、28日 単位・レベル)
尖って生きろ
【治安うんちく】
虐待が問題になっているが、「いじめ」も防げるはずなのに、どうしてできないのか……こんな悲しい記事がある。
今年の成人の日を前にいじめで自殺した高校2年生の男児の母親から共同通信に寄せられた手記だ。
生徒は平成29年に自殺したもので、母親は「何もできなかった」と悩みに気付けなかった後悔をつづっているのと同時に、学校側には「先生は子どもの命の重さを感じて」と求めているという。
なのに、陰ではこんな行為が堂々と行われている。兵庫県加古川市で女子中学生が自殺した問題で、いじめの存在を示すメモを、部活動の顧問らがシュレッダーで破棄していたというのだ。こんなの教師と言えるか!
この「いじめ」では子供たちが最も相談しているのが保護者、次が教師だという。なのになんで救えない?
… … … … …
警察庁によると令和元年のいじめに起因する事件で検挙・補導された人員は266人にのぼるという。過去10年間の推移をみると平成25年が724人で最も多かったが、30年は229人と最少。ところが令和になり増加傾向を見せている。
原因・動機で最も多いのは「力が弱い無抵抗」で28.6㌫。次が「いい子ぶるなまいき」が12.8㌫、「非行や規則違反等を知って」が10.2㌫などだ。
罪種別にみると最多は暴行で90人。これに傷害の63人、児童買春・児童ポルノの37人、暴力行為の18人、強制わいせつと恐喝の各10人などと続く。
問題はここにある。いじめられっ子たちは、最も相談していたのは保護者で55.7㌫。次いで教師の31.5㌫と8割はこの両者。双方が連絡を密にしていれば防げるはずだ。
いじめは昭和の時代からあった。自分もいじられたうちの一人で転校までしたが、最後は「正義の仕返し」をして、学内のいじめをすべて抑えたことがあった。
自殺なんてマイナス思考はだめ。尖って生きろ!
首都・東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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