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2021年1月 1日 (金)

2021年1月 1日 (金)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(1、2日 単位・レベル)
令和3年の抑止に期待
【治安うんちく】
2009_1228_222559212_20210101205901 Photo_20210101210001  被害額が減少傾向にあるとは言え、依然として高い水準にある特殊詐欺―さぁ令和3年こそ抑止に期待したい。
 詐欺は昔からあったが平成16年に警察庁が「振り込詐欺」と命名。この年の全国の被害額は283億円もあった。このため警察庁と金融機関は悪用されている口座の凍結を実施。その後も治まることなく増減を繰り返し、類型の多様化もあって今は特殊詐欺と命名された。
 … … … … …
 警察庁によると令和2年11月現在の認知件数は1万2291件で前年より3112件の減。平成16年ごろの認知件数が1万件を超えていたオレオレ詐欺の認知件数は、前年同期より4148件も減って2013件。さらに架空請求詐欺も1401件減の1791件、還付金詐欺は同711件減の1581件などとほとんどの類型で減少した。
 被害額も245億6913万2531円で同41億1198万8843円も減っている。
今年上半期(6月現在)の数字になるが全国の被害状況のランキングは次のようになつている。
 【被害件数ランキング】
 東京1439件▽神奈川949件▽千葉599件▽大阪541件▽兵庫499件▽埼玉477件▽愛知357件▽静岡186件▽茨城171件▽奈良113件など。
 【被害額ランキング】
 東京30億4千万円▽神奈川13億9千万円▽大阪11億5千万円▽千葉10億1千万円▽埼玉8億6千万円▽兵庫8億2千万円▽愛知8億2千万円▽静岡3億3千万円▽岡山3億円▽茨城2億3千万円などと続いている。
 少なかったのは宮崎の383万円、沖縄の504万円、山形の574万円、徳島の1700万円など。
 日本の警察はこうした〝国民的犯罪〟の抑止のため通信事業者に対して犯行に利用されている固定電話の利用停止や利用電話に対する警告メッセージの繰り返しなどの措置をとっている。
 それでも治まらない詐欺―令和3年の新たな抑止策に期待したい。
  首都・東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
★年末年始も詐欺電話に注意 帰省自粛で発覚遅れも(28日)共同
★息子かたり「怖い人の車にぶつけた」 また秋田市で不審電話 (26日)共同
★良い人すぎ…運転手さん 寸借詐欺5万円被害 (26日)共同
★国立印刷局、4人を懲戒免職 コロナ給付金不正受給(25日)時事
★不正受給摘発が2億円超え 新型コロナ持続化給付金で警察庁まとめ (24日)TBS
★税務署員を再逮捕、持続化給付金100万円詐取の疑い (23日)朝日
★国立印刷局職員2人を書類送検、給付金詐取容疑 警視庁 (23日)朝日
★さいたまの72歳男性、4850万円詐欺被害 (22日)産経
★89歳女性、930万円詐欺被害 埼玉・川越 (22日)産経
★宅配業者や銀行など装うフィッシング詐欺の相談 急増(20日)NHK

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