110番時に映像送信 通報者、現場から―来年度に全国導入へ・警察庁(10日)時事
事件や事故、火災の現場に居合わせた人が110番通報する際、スマートフォンで撮影した映像も送ってもらうシステムを、警察庁が来年度から全国の警察で導入することが9日、関係者への取材で分かった。
現場の状況を警察官の到着前に把握し、初動対応を的確に行うのが狙い。同様のシステムは兵庫県警が10月から先行して運用を始めている。
システムが導入されると、110番通報を受けた警察の通信指令室の担当者は、現場の映像が必要と判断すれば通報者に映像の送信を依頼。了承が得られれば、安全な場所からの撮影を求めた上で、専用のインターネットサイトのアドレス(URL)を通報者のスマホに送信する。
URLをクリックすると自動的に通報者のスマホのカメラが起動し、撮影した動画が通信指令室に送信され、担当者は内容を現場の警察官に伝える。同庁は、動画を警察官の端末に転送できる仕組みについても導入するか検討する。
撮影した映像には負傷者らの個人情報が含まれている可能性があり、映像の保存などに関して同庁の担当者は「プライバシーの侵害とならないような運用にしたい」としている。
台風や地震などの災害では、同庁は8月から、道路の損壊や建物の倒壊など被害状況が分かる写真や動画の投稿を受け付けるサイトの運用を始めている。救助を求める110番時には、映像送信を求めない方針という。
各地の消防も119番通報時の映像送信を導入している。東京消防庁は9月から東京23区で試験的に始め、送られた映像を基に心臓マッサージなどの応急措置を指導する。愛知、兵庫両県の一部消防では、既に本格的な運用が始まっている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020120901037&g=soc
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