報道関係者 世界で50人が死亡 8割以上が意図的に殺害か(30日)NHK
ことし、取材活動に関連して命を落とした報道関係者は世界で50人に上り、3分の2以上が紛争地以外での取材中に殺害されるなどしたことが分かりました。
これは、フランスのパリに本部がある国際的なジャーナリストの団体「国境なき記者団」が、29日に発表した報告書で明らかにしました。
それによりますと、ことし1月から今月15日までに取材活動に関連して死亡した報道関係者は世界で50人に上り、新型コロナウイルスの影響で現場取材の機会が少なくなったにもかかわらず、亡くなった人の数は去年の53人からわずかに減っただけでした。
政治家と麻薬組織の関連を取材記者 相次いで遺体で発見
このうち、紛争地以外で死亡した人が34人と3分の2以上を占め、最も多い8人が死亡したメキシコでは、政治家と麻薬組織の関連について取材していた記者が相次いで遺体で見つかったほか、4人が死亡したインドでは、当局者の汚職について批判した記者が自宅で火をつけられ、焼死したということです。
8割以上が意図的に殺害か
さらに、全体の84%にあたる42人が意図的に殺害されたとみられ、その割合は去年の63%に比べて大幅に増えたということです。
また、新型コロナウイルスの感染をめぐる報道で逮捕された14人を含む、387人の報道関係者が現在も拘束されているとしています。
また、新型コロナウイルスの感染をめぐる報道で逮捕された14人を含む、387人の報道関係者が現在も拘束されているとしています。
「攻撃されているのは、誰もが持っている『知る権利』だ」
「国境なき記者団」のクリストフ・ドロワール事務局長は「繊細なテーマを調査・取材するジャーナリストが命をねらわれる危険性が高い。攻撃されているのは、誰もが持っている『知る権利』だ」と懸念を示しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201230/k10012790101000.html
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