安倍前首相、不起訴を逆手に潔白主張 資料示さず理由も語らず (26日)共同
「桜を見る会」前日の夕食会を巡り、安倍晋三前首相は25日、衆参両院の議院運営委員会で、国会の場で事実と異なる答弁を繰り返していたことを正式に認めた。だが、夕食会の費用を確認できる明細書など新たな資料の提出はなく、なぜ政治資金として扱わなかったのかの理由も語らずじまい。前日の記者会見で誓った「一点の曇りもない透明性」には程遠く、東京地検特捜部が自身を不起訴としたことを逆手に潔白を主張し続けた。(木谷孝洋)
特捜部は、夕食会の会場となったホテルへの支払いを政治資金収支報告書に記載しなかったとして、安倍氏の公設第一秘書を政治資金規正法違反罪で略式起訴し、罰金刑が確定。安倍氏は参加者の会費の不足分は事務所の手持ち資金から立て替えたと説明し、補填総額は2016~19年の4年分で700万円余に上る。
焦点の1つは、報告書に記載しなかった理由だ。共産党の宮本徹氏は衆院の質疑で、不記載が始まった14年は、収支報告書への虚偽記載疑惑で当時の小渕優子経産相が辞任した時期と重なると指摘。「多額の利益供与を隠すためだったのではないか」と追及した。
安倍氏は、夕食会の会計処理を担当していた元秘書側に弁護士を通じて経緯を問い合わせたと明かしたが「(元秘書側は)この問題で接触を図るべきではないということで『答えられない』とのことだった」とゼロ回答。「私が勝手に申し上げることはできない」と押し通した。
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