保護男性を放置、死亡させる 県警、警察官6人を書類送検(19日)共同
意識を失って倒れていた傷病者の男性=当時(56)=に適切な保護措置を取らず死亡させたとして、県警は18日、保護責任者遺棄致死の疑いで、加賀町署の男性警部補(49)や男性巡査部長(32)ら警察官6人を書類送検した。警部補と巡査部長は戒告の懲戒処分とし、ほかの4人も本部長訓戒などとした。
県警監察官室によると、巡査部長ら署員2人は2月19日朝、横浜市中区のマンションエントランスで倒れている男性を保護した。男性に目立った外傷はなく、いびきをかいて酒の臭いもしたことから、報告を受けた警部補は泥酔者と判断。所持していた身分証で自宅住所を確認し、パトカーで送り届けるよう別の署員3人に指示した。3人は男性を自宅に送り届けて立ち去った。
男性は21日午前、室内で搬送時と同じ状態で倒れているのを発見され、死亡が確認された。死因は頭部打撲による急性硬膜下血腫で、死亡推定時刻は20日夜だった。男性が保護されたマンションの防犯カメラには、保護の約3時間前に男性が転倒する様子が写っていた。6人は「傷病者と思わなかった。いずれ目を覚ますと思っていた」などと話しているという。
保護の取り扱い結果を記録する書類では、自宅への搬送後に男性の同意に基づき保護を解除したとされていたが、実際には同意はなく、県警は警部補ら3人を虚偽有印公文書作成や同行使容疑でも書類送検した。重江光一監察官室長は「警察業務への信頼を損なう行為で、県民におわびしたい」などと陳謝した。
https://www.kanaloco.jp/news/social/case/article-340713.html
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