<独自>中国の沖ノ鳥島周辺調査、日本の大陸棚延長阻止狙いか 「中国政府が主導」政府分析(27日)産経
日本が大陸棚延長を申請している国内最南端の沖ノ鳥島(東京都小笠原村)周辺で、中国の異なる組織に所属する複数の調査船が緊密に連携して海洋調査を行っていることが27日、分かった。日本政府は同島周辺で活発化する中国の海洋調査について、「中国政府が主導している」とする分析結果をまとめた。大陸棚延長が認められると日本が海底資源開発の権利を持つため、中国政府は反論に向けて各組織に指示し、海底地形・地質データを収集しているとみられる。
中国の海洋調査実態について、日本政府の体系的な分析が明らかになるのは初めて。中国側は、沖ノ鳥島のほか尖閣諸島(沖縄県石垣市)を含む沖縄近海など日本の排他的経済水域(EEZ)内で無許可調査を繰り返しているが、日本政府の中止要求に応じていない。外交を展開する上でも中国側の意図分析が急がれていた。
今年7月に沖ノ鳥島周辺のEEZ内で中国の調査船「大洋号」が無許可調査を実施したことを受け、同海域での中国調査船の過去の活動を詳細に分析。分析は海上保安庁が担当し、結果が外務省などに報告された。海保は今年度から海洋情報分析調整官を置き外国の不法な海洋調査の監視・分析を進めている。
分析では、平成30年以降に沖ノ鳥島南方のEEZ外側の公海上で計5隻の中国調査船の航行を確認。所属が政府機関や大学などで異なり、調査時期もばらつきがあったが、数百キロ四方に及ぶ海域で活動範囲はほとんど重複せず、空白域もほぼなかった。5隻は一定速度で進み、等間隔で折り返すという海底地形調査の際に特徴的な動きも共通していた。
続きを読む
https://www.sankei.com/affairs/news/201227/afr2012270010-n1.html
« 全被害住民と和解合意 鉄柱倒壊のゴルフ練習場(27日)産経 | トップページ | 雪下ろしの75歳男性死亡 群馬・みなかみ町 車庫から転落か(27日)産経 »
「国防関係 国際紛争 自衛隊」カテゴリの記事
- 【詳しく】ロシア侵攻4か月 広がる犠牲、今の戦況は?(24日)NHK(2022.06.24)
- 中国機、連日の太平洋往復 情報収集機、沖縄―宮古島間通過(24日)共同(2022.06.24)
- 米無人機計画 反対決議求める陳情を不採択 鹿屋市議会常任委員会(24日)共同(2022.06.24)
- 中国船2隻の領海連続侵入64時間、最長更新 尖閣周辺(24日)産経(2022.06.24)
- 航空自衛隊とフィリピン空軍 災害救助など想定し共同訓練(24日)NHK(2022.06.24)
« 全被害住民と和解合意 鉄柱倒壊のゴルフ練習場(27日)産経 | トップページ | 雪下ろしの75歳男性死亡 群馬・みなかみ町 車庫から転落か(27日)産経 »
コメント