警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(24、25日 単位・レベル)
身柄拘束で多いのは通常逮捕
身柄拘束で多いのは通常逮捕
【治安うんちく】
こんな正義の味方があった―横浜市の新聞配達員(42)は、新聞配達の途中で「ドロボウ」と叫びながらスーツ姿の男を追っている女性に遭遇。使用しているバイクで男を追跡。400㍍先でその男は車に乗って逃走しようとしているのが見えた。配達員は「下手に手を出してなにかされたら困る。証拠をおさえなきゃ」と判断。携帯でその車のナンバーが分かるように撮影して警察に通報。約3時間後に男は逮捕された。
この男、キャッシュカードの預かり詐欺犯だった。配達員は見事な緊急逮捕劇の主役で神奈川県警から感謝状が贈られた。
その緊急逮捕は意外に少ない。
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警察庁によると令和2年11月現在の刑法犯の検挙人員は16万7809人。身柄措置別に見ると最も多いのは逮捕令状による通常逮捕で3万1860人。次いで多いのは現行犯逮捕の2万3955人。今回のような緊急逮捕は2760人と続く。そして身柄を拘束しなかったのは10万9234人もあった。
都道府県別にそれぞれのランキングをみると通常逮捕での最多は東京の5105件、大阪の2805件、愛知の2332件、兵庫の2117件、埼玉の2050件と続いている。
現行犯逮捕は東京の4184件、大阪の2016件、愛知の1980件、兵庫の1714件、埼玉の1535件の順。
一方、緊急逮捕となると違ってくる。トップは愛知の481件、大阪の269件、福岡の225件、神奈川の122件、埼玉の109件と続き、東京はわずか43件だった。
また、警察官が駆け付けても身柄の拘束に至らなかったランキングは東京の1万1762人、大阪の8734人、神奈川の7879人、埼玉の6155人、福岡の6365人など。
何が理想的かと言えば、やはり現行犯逮捕だろう。最近は検察による不起訴が多いが、現行犯は現任されての逮捕だから不起訴になることは少ないだろう。
首都・東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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★警視庁によると「至急、警察署に来てください」と警察官を装う詐欺の電話が増加中だという。この後で「あなたのキャッシュカードが不正に使用され、現金が引き出されています」と続き、カードや通帳が騙し取られるという。
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