警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(16、17日 単位・レベル)
犯罪抑止は続く
犯罪抑止は続く
【治安うんちく】
東京都世田谷区で一家4人が殺害されてから20年になる。警視庁はこれまで28万人の捜査員を投入しても未解決だ。発生当時、警察庁を担当していたが、現場からは凶器の包丁や血の付いたトレーナー、手袋など犯人の遺留品が多く発見されており、さらに血の付いた指紋もあったことから、早期に解決するものと見ていた。
ところが未解決。数年後に知ったことだが、周辺の住民を含めた捜査で、たったひとりの警察官だが、でたらめな捜査報告をしていることも判明するなど〝初動〟に偏りがあったのかとも思われる。
あれは自分が新聞社を退職した後、当時の公安刑事だったOBと一緒の職場になったことがあった。その時、彼はこう漏らした。「奥さんの顔をどこかで見た記憶があるんだ」と…日本の警察を信じて待つしかないだろう。
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警察庁によると刑法犯の認知件数が激減し続けている。令和2年11月現在の認知件数は56万6657件で前年同期より12万1585件の減少。平成28年の11月が91万8073件から毎年10万件近くも減っている。
最も認知件数が多いのは窃盗犯。それが10万4167件も減って38万5243件だったことが大きい。中でも乗り物盗は4万7201件も減らしている。
次に減ったのは粗暴犯。4511件も減少した4万7670件だが、このうち半数の2022件は暴行の減少だ。
そして詐欺を含めた知能犯―2213件減の3万0965件。うち2028件は詐欺犯の減少だった。
世田谷事件のような殺人を含めた凶悪事件は253件減の4074件。強盗が99件、強制性交が77件も減っている。
全体的に減少しているが増えた罪種は脅迫犯の+90件、略取誘拐・人身売買が44件の増加だ。
依然として犯罪抑止は続いており、残り1か月の推移を見守りたい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
★特殊詐欺摘発「一定の成果」 神奈川県警本部長が今年を総括 (17日)共同
https://www.kanaloco.jp/news/social/article-337835.html
★還付金詐欺に注意を、JR市川駅で警戒パトロール (17日)TBS
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★警視庁によると「至急、警察署に来てください」と警察官を装う詐欺の電話が増加中だという。この後で「あなたのキャッシュカードが不正に使用され、現金が引き出されています」と続き、カードや通帳が騙し取られるという。
★GoTo電子クーポン不正続く SNSに詐取手口―防止へ、紙に切り替えも(12日)時事
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