警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(15、16日 単位・レベル)
また新たな手口が
【治安うんちく】
減少はしているのだが、高い数字で推移している自動車の盗難でまた新たな手口が現れた。車両一台ずつに与えられた「車台番号」を輸出車のものと偽り、再輸入を装って車検に合格させるというもの。警視庁が盗難車の車検を不正に申請したとして、2人の男を逮捕したことから明らかになったもの=日本経済新聞
自動車盗対策と言えばイモビライザーやハンドルロック、GPS利用による盗難車の位置確認などがあるが、それでも被害は続いている。そんな最中に今度は番号を、盗難の痕跡を消すために利用するなど、盗難車売買を活発化させる手口とは恐れ入った。
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警察庁によると令和2年10月現在の自動車盗の認知件数は4395件で、前年同期より1608件の減少。10月現在としては平成28年には9980件もあったが以降は年々減少し続けている。
ランキングは茨城の703件、大阪の691件、千葉の562件、埼玉と愛知の各401件と続く。茨城はなんと前年より492件も減らしているのにこの数字なのだ。参考のためだが東京は70件と少なかった。
検挙率は49.8㌫と低い。しかも前年より2.9ポイントもダウンしている。
ランキングは奈良の195.2㌫を筆頭に石川の175.0㌫、東京の165.7㌫、佐賀の144.4㌫、岡山の133.3㌫など。奈良はなんと前年より173.3ポイントもアップしたほか石川は同135.0ポイント、東京も同32.7ポイントアップしている。
これに対して低かったのは群馬の18.6㌫、京都の20.2㌫、大阪の20.8㌫、愛知の22.9㌫、岐阜の24.2㌫と続いている。
この犯罪は1件の検挙でも余罪を出せば率はアップするので、今後に期待したい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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