警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(13、14日 単位・レベル)
110番通報が変わる
【治安うんちく】
全国平均になるが1日当たりに換算すると2万件を超える110番通報。内容によっては通報時間が人間の生命を左右する場合もあり、警察活動では重要な部分だ。
その改善が行われようとしている。
既に兵庫県警で始めているが、110番通報する際にスマートフォンで撮影した映像も送れるというシステム。警察官が現場到着前に状況を把握して初動対応を的確に行うことができるももので、警察庁はこれを来年度から全国の警察で導入するというのだ。
この110番通報件数は増減を繰り返し、移動電話利用が増加している。
平成30年に全国の警察が受理した110番は915万9177件。1日当たりに換算すると2万5093件になる。
年間推移をみると平成21年には904万3401件。年々増加して同25年には941万4827件で最高を記録。以降は増減を繰り返している。参考までだが昭和63年は389万8333件だったので2倍以上の増加だ。
特徴と言えば、平成21年の移動電話利用件数は全体の64.2㌫だったが、30年には73.5㌫に増えている。
平成25年の数字しかないが、同年の全国警察の受理件数のランキングは東京の142万8288件、大阪の87万8143件、神奈川の73万0697件、愛知の67万6610件、埼玉の54万6468件と続く。
最も少なかったのは島根の3万1950件。これに秋田の3万3301件、福井の3万5965件、山形の4万0008件、鳥取の4万0272件などの順だ。
今回の導入は、URLをクリックすると自動的に通報者のスマホのカメラが起動して、撮影した動画が通信指令室に送信されるというもの。警察庁は今後、動画を警察官の端末に転送できる仕組みについても導入するか検討するとしている。
大いに期待したい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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