警視庁管内体感治安レベル２

首都東京体感治安（１２、１３日　単位・レベル）

東京の治安とコロナ禍

 【治安うんちく】

　東京都の１２日の新型コロナウイルス感染者は393人。1日の感染の確認が390人を超えるのはことし8月8日以来だという。
　コロナウイルス禍に関連して失業者が増加しているのに加えて、テレワークなる便利な事もあって都心を離れる人たちも多くなり、交通機関も運行本数の削減など様々な影響が出ている。では、コロナ禍は犯罪発生にどの程度影響しているのかの数字は残念ながら無い。このほど発表された警視庁管内で数字的にみてみよう。

　警視庁によると令和２年１０月現在の刑法犯認知件数は６万８７９２件。ランキングは新宿区の３９２４件、世田谷区の３５５７件、大田区の３４０７件、江戸川区の３１７３件、足立区の３０８４件と続く。

　これに対して東京都が発表した１１月１０日現在のコロナウイルス感染者数のトップは新宿区の３１６０人、続いて世田谷区の２７５７人、大田区の１６５９人と３位までは全く同順。認知件数が４位の江戸川区は感染者数は８位の１２９７人とずれが無い訳ではない。

　では、今年３月現在と１０月現在の認知件数の増減の差はトップが２５８６件増の新宿区。そして２位は２４０９件増の世田谷区。３位は２２８９件増の大田区と続く。

　これに対して患者数が１８９人と少ない千代田区の認知件数の差は９２０件の増。５１８人の荒川区は７１６件の増と、やはり増加数は少なくなっている。

　それが多摩地区になるとはっきりしてくる。八王子市は患者数が５０９人でトップで認知件数の差は１６２３件増と最も差が大きい。感染者数２位で３５３人の町田市でも１１７５件も増えている。

　ところが、１０２人と少ない青梅市はわずか１５９件の増。１４５人の小金井市は３１５件の増加と増加数が小幅なのだ。

　詳細は罪種別に分析しないと分からないが、少なからずコロナ禍は犯罪にも影響を与えていることは間違いないようだ。

　　首都東京体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。

★警官になりすまして特殊詐欺　中国人ら４人逮捕　計１億円以上被害　拠点の中国に送金か　 （１２日）産経
https://www.sankei.com/affairs/news/201112/afr2011120006-n1.html
★被害１億円超の特殊詐欺グループ摘発、金の一部は国内の中国系企業に（１２日）TBS
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4125236.html
★さいたまの８９歳女性、１０５０万円詐欺被害（１２日）産経

https://www.sankei.com/affairs/news/201112/afr2011120008-n1.html
★在日中国人狙う詐欺頻発　「ビザ取り消す」と代金請求 （１２日）日経
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66117740S0A111C2AC1000/

★ＦＸ名目３６億円集金か　詐欺疑い県内５人逮捕　いずれも容疑否認（１１日）共同
★出資詐欺容疑、男女５人逮捕　全国から３６億円集金か―群馬県警など（１０日）時事
★中小企業から家電など詐取、２０年で２０億円か　男５人再逮捕（１０日）産経
★給付金詐欺疑いで男再逮捕　千葉（９日）産経
★ロマンス詐欺容疑で男逮捕　カメルーン国籍の４１歳（９日）産経
★ＡＴＭの前で携帯“圏外”に・・・ 詐欺対策に警視庁が妨害電波設置（９日）TBS
★新山千春さんが一日署長、東京・板橋区で特殊詐欺撲滅を呼びかけ（７日）TBS
★鋭い眼光で「他人事じゃねーけぇ！」…「倉敷ジーンズ刑事」が特殊詐欺に注意呼びかけ（９日）読売
★横浜の高齢女性　キャッシュカードなど特殊詐欺被害（７日）産経