病院資金 数億円着服の疑い 医療法人の元理事ら取り調べへ（１０日）NHK

さいたま市などで病院を経営していた医療法人の元理事らが、病院の資金、合わせて数億円を不正に流出させ着服した疑いがあるとして、警視庁は10日にも元理事らを取り調べる方針を固めました。今後、着服した資金の流れなどの実態解明を進めることにしています。
資金を不正に流出させた疑いが持たれているのは、さいたま市見沼区などで病院を経営していた医療法人の63歳の元理事ら数人です。
警視庁は、午前中から東京都内の関係先を捜索しています。
関係者によりますと、元理事らは4年前からおととしにかけて、当時経営していた病院の資金、合わせて数億円を不正に流出させ着服した疑いが持たれています。
元理事は「ファクタリング」と呼ばれる金融サービスなどで資金を調達し、関係者に指示してその資金をみずからが管理する口座に振り込ませていたとみられるということです。
警視庁は10日にも元理事らを取り調べる方針で、今後、着服した資金の流れなどの実態解明を進めることにしています。
この医療法人は資金繰りに行き詰まり、去年、裁判所から民事再生手続きの開始決定を受けていました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201110/k10012704121000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_003