案里被告、13日から本人質問 無罪主張、現金どう説明―参院選大型買収・東京地裁(12日)時事
昨夏参院選をめぐり、地元議員らに票の取りまとめを依頼し現金を提供したとして、公選法違反(買収、事前運動)罪に問われた参院議員河井案里被告(47)の被告人質問が13日、東京地裁(高橋康明裁判長)で始まる。17、20日と計3日間の予定で、無罪を主張する被告が現金を配った意図や選挙の経緯などについて何を語るか注目される。
案里被告は8月の初公判で、議員らに渡した現金は地方選の陣中見舞いや当選祝いだったと主張。「私の当選を目的として現金を渡したことはありません」と述べ、夫で元法相の衆院議員河井克行被告(57)=同罪で起訴、分離公判中=との共謀も否定した。ただ、夫が選挙を取り仕切った「総括主宰者」だったことは認め、克行被告側の主張と食い違いも見せた。
関係者によると、案里被告は10月27日に保釈された後、議員宿舎で母や姉と同居生活を送りながら、被告人質問に向けて弁護団と入念な打ち合わせを重ねてきたという。
参院選当時の自身の活動の正当性を改めて訴えるとみられるが、克行被告とのやりとりや配った現金の原資などについて、どこまで踏み込んだ発言をするかも焦点となりそうだ。
これまでの公判では、夫妻の秘書や陣営スタッフ、現金を受け取ったとされる地元議員らの証人尋問が主に行われ、スタッフらは克行被告が選挙の責任者だったと口をそろえて証言。議員らも現金を受け取ったことを認め、「参院選の集票依頼と思った」と述べるなど、ほとんどが検察側の主張に沿った証言をした。
克行被告も証人として出廷したが、「必要なことは自分自身の裁判で申し上げたい」と述べ、証言を拒否した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020111200679&g=soc
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